ワンちゃんの混合ワクチン予防について
2023/06/30
皆さんこんにちは!マカナ動物病院です。
今日はワンちゃんの混合ワクチンについてお話をしてみたいと思います。
皆様なんとなく必要だよねということで何気なく一年に一回接種している混合ワクチン、どんなワクチンなのかというのはご存知でしょうか?
主に混合ワクチンといっても大きく分けて2種類あります(病院様によって異なりますが当院では6種と10種の2つのワクチンを使用しております)
6種のワクチンはコアワクチンという外に行く、行かないなどの生活環境にかかわらずすべての子に接種が推奨されているワクチンが主になっているもので
・犬ジステンパーウイルス
(とても感染が広がりやすく、ワンちゃんに呼吸器症状、消化器症状、神経症状などを起こしてしまうことがあり、
最悪の場合死に至るケースがある感染症です)
・犬パルボウイルス
(とても感染が広がりやすく、ワンちゃんの白血球を減らしてしまったり、ひどい下痢を起こしてしまう致死率の高い感染症です)
・犬アデノウイルス1型
(犬伝染性肝炎ともいい、ワンちゃんの肝臓、腎臓、眼などの臓器にダメージを与えてしまう致死率の高い感染症です)
・犬アデノウイルス2型
(犬伝染性喉頭気管炎ともいい、ワンちゃんのケンネルコフという風邪の原因ウイルスです。致死率は高くありませんが、二次感染といって
他の細菌やウイルスに同時に感染してしまうことで症状が悪化する場合があります。)
などの感染症の予防が可能となっているワクチンとなっています。
もう一つの10種というワクチンは先述したコアワクチンに加えて、ノンコアワクチンという生活スタイルによっては感染リスクがある子に接種が推奨されているものも含んでいるワクチンで主に
・犬パラインフルエンザウイルス
(アデノウイルス2型と似ていてワンちゃんのケンネルコフの原因となるウイルスです。致死率は高くありませんが、二次感染を起こすと症状が悪化
する可能性があります。)
・レプトスピラ
(ワンちゃんの肝臓、腎臓に強くダメージを与えてしまう死亡率の高い細菌の病気です。ヒトにもうつってしまう可能性があります。)
などがあります。
特にレプトスピラはネズミなどのげっ歯類(この辺りだと外来種であるヌートリアなども心配ですね。。。)などが感染源と言われており
田んぼや沼、湖などに行く子やアウトドアが好きでよく山や川や海に一緒に行くなどしている子は接種を強くお勧めしております。
大事なのはその子の年齢や生活スタイルに合ったワクチンを選択することです。
何かご不明な点があれば遠慮なくご相談くださいね!
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マカナ動物病院
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